2006年04月02日

サイキックレポート

超知覚が芽生え、同時に頭もよくなる!?

催眠術というと、「テレビで見たことはあるけど、やらせじゃないの」ぐらいの認知度しかないのが現状である。だが、テレビでやっているのは本当であり、しかも催眠のごく初歩にすぎない。 催眠の世界は奥が深い。私も催眠術を実践・研究するようになって、はや40年を超える。その間、どうしても科学的に説明できない現象を何度か経験している。

ある人の依頼で、高校を受験する子供に催眠を施したことがある。受験のために集中力をつけ、勉強が好きになるようにならないか、という依頼だ。その催眠の暗示カテストの段階でいろいろな実験をやってみたが、その中でこんなことがあった。  被験者の右腕の隣に一本の大根を置き、「この大根は、あなたの右腕ですよ」という催眠暗示を与えておいて、その大根をつまようじてチクチク刺す。すると被験者は、大根が刺されると同時に、右腕につまようじで刺されたと同じ痛みを感じる。次にその大根を腕から遠く離し、同じ実験をしてもやはり同じ反応を示す。

ここまでは「暗示作用」ということで、科学的に説明できるだろう。しかし、この大根を被験者から見えない場所に置いて刺しても、あるいは被験者に目隠しをして実験しても、同時刻に同じ反応を示したのである。これには、やった私のほうが驚いた。被験者はいったいどうやって、大根が刺されたことを感知したのだろうか。  その後、何回か試したが、結果は同じである。当然、現在の科学では説明不可能だろう。  また、次のような例もあった。

私の古くからの知人で樋□(仮名)という男がいる。彼は非常に楽しい男なのだが、一般常識的なことに対してはいっさい無頓着な性格で、新聞の政治欄などはおよそ読んだことがない。その彼をある酒席で催眠導入し、「政治評論家」だと思い込ませた。いわゆる人格変換誘導である。  すると驚いたことに、いきなりむすかしい言葉を随所に入れ、世界情勢をとうとうとしゃべりだしたのである。しかも、こちらの質問に対しても、すらすらと答えることができた。どう考えてもデタラメをいっている感じではない。  私自身、彼が、そんなむずかしい話は絶対にできないことはよく知っている。だから、そのとき一緒にいた7、8人全員が“樋口は普段わざとバカなふりをしてたんじゃないの”という言葉が出るくらいびっくりしたのである。

福来友吉

最近わかったことだが、福来友吉博士も催眠実験を何度も行っていた。記録によれば、ある実験で、催眠に入っていた被験者が、博士の机上に置かれていた専門書の何ページに何が書かれているかをピタリといい当てたことがあったらしい。しかもこの被験者は、高等教育を受けた人ではなく、その学術書の内容を理解することなど、とても不可能だったという(「催眠術の日本近代」 一柳廣孝著、青弓社より)。これは私の行った実験とまるで同じではないか!

図 2:福来友吉博士。超常能力の実験を行い、世界に先駆けて「念写」という現象を発見した。

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